スタッフブログ

昔の人の書いた文字を読む

みなさまお久しぶりです。学芸員の髙張です。突然ですが、山頭火が書いた文字が読みにくい、と思ったことがある方は多いのではないでしょうか。そこで今日は簡単に、なぜ山頭火の文字が読みにくいのかを解説してみた

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祈りと懺悔 ―山頭火と戦争④

 山頭火の日記の中から、戦争のさなかにいた山頭火が何を思い、何を書き残していたのかを見てきている「山頭火と戦争」シリーズも今回で最後となります。 最後に、平和を望み、兵士たちの死を悼み、そして自分自身

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銃後の句 ―山頭火と戦争③

 戦時下の社会の中でできることは句作に専念することだけだと言う山頭火は、昭和14年に第六句集『孤寒』、15年に第七句集『鴉』と一代句集『草木塔』を出版しています。 第六句集『孤寒』の前半は「銃後」と見

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自由律俳人として ―山頭火と戦争②

 世の中が戦争へと向かう中でも、山頭火は自由律俳人としての生き方を貫きました。その生きざまは現代の人にとって魅力的に映ることもありますが、山頭火自身にとってはさまざまな葛藤があったようです。 悲しい手

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軍国風景 ―山頭火と戦争①

 自由律俳人種田山頭火は、昭和15年10月に58歳で亡くなりました。太平洋戦争が始まる前の年で、山頭火の最晩年の日本は、戦争へと突き進んでいく時代だったと言えます。 戦争は、社会の片隅で生きる山頭火の

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