令和5年度含め、過去に優秀な成績を収めた作品を年度別に掲載しています。
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令和5年度(NEW)
募集期間:令和5年4月1日~10月30日
応募総数:プリント部門 41点 メール部門 20点
「いちりん咲いてゐててふてふ」
「あの雲がおとした雨にぬれてゐる」
「雪へ雪ふるしづけさにをる」
「蕗のとうことしもここに蕗のとう」
「秋の水をさかのぼりきて五重の塔」
「日ざかりのお地蔵さまのかおがにこにこ」
「何が何やらみんな咲いてゐる」
「歩きつづける彼岸花咲きつづける」
「どかりと山の月おちた」
「すすきのひかりさえぎるものなし」
「雀こゝまで子を連れてきてだんだんばたけ」
「猫もいつしよに欠伸するのか」
「水音といつしよに里へ下りて来た」
「日ざかり赤い花のいよいよ赤く」
「咲いて一りんほんに一りん」
令和4年度
募集期間:令和4年4月1日~7月31日
応募総数:プリント部門 43点 メール部門 13点
「水はみな音たつる山のふかさかな」
「かうしてここにわたしのかげ」
「さくらさくらさくさくらちるさくら」
「海よ海よふるさとの海の青さよ」
「夕立晴れるより山蟹の出てきてあそぶ」
「こんなにうまい水があふれてゐる」
「泊ることにしてふるさとの葱坊主」
「岩かげまさしく水が湧いてゐる」
「労れて戻る夜の角のいつものポストよ」
「いつも一人で赤とんぼ」
「大楠の枝から枝へ青あらし」
「向日葵や日ざかりの機械休ませてある」
「何が何やらみんな咲いてゐる」
「やつと霽れて若葉あざやかなかたつむり」
「よう燃えてよう炊けてうつくしい空」
令和3年度
募集期間:令和3年6月16日~9月30日
応募総数:43点
「いつも一人で赤とんぼ」
「青葉の奥へなほ小径があつて墓」
「大地にすわるすゝきのひかり」
「草はうつくしい枯れざま」
「旅はいつしか秋めく山に霧のかかるさへ」
「お地蔵さんもあたたかい涎かけ」
「鴉啼いて私も一人」
「あすはよいたよりがあらう夕焼ける」
「水音のたえずして御仏とあり」
「ぬくうてあるけば椿ぽたぽた」
「水をへだてて茂りあひ囁きあへる々」
「かうしてここにわたしのかげ」
「ふるさとの水をのみ水をあび」
「お地蔵さんもあたたかい涎かけ」
「さくら咲いて、なるほど日本の春で」
「腹がいたいみんみん蝉」
令和2年度
募集期間:令和2年2月1日~7月1日
応募総数:プリント部門 88点 メール部門 18点
※最優秀賞は該当なし
「水はみな音たつる山のふかさかな」
「水に影ある旅人である」
「ひとりひつそり竹の子竹になる」
「また見ることもない山が遠ざかる」
「炎天のレールまつすぐ」
「四ッ手網さむ/゛\と引きあげてある」
「ひつそり暮らせばみそさざい」
「雪、雪、雪の一人」
「露草が露をふくんでさやけくも」
「ならんで竹の子竹になりつつ」
「ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない」
「こころおちつけば水の音」
「ぶらさがつてゐる烏瓜は二つ」
「分け入つても分け入つても青い山」
「水はみな音たつる山のふかさかな」
「朝凪の島を二つおく」
「石ころに夕陽しむのみ鳥も来ず」
「秋晴れの島をばらまいておだやかな」
令和元年度
募集期間:平成31年3月1日~令和元年7月1日
応募総数:92点
※メール部門はなし
「ほうたるこいほうたるこいふるさとにきた」
「ひとり山越えてまた山」
「秋が来た雑草にすわる」
「ふるさとはみかんのはなのにほふとき」
「まっすぐな道でさみしい」
「すすきのひかりさえぎるものなし」
「ふるさとの学校のからたちの花」
「歩きつづける彼岸花咲きつづける」
「水車はまはる泣くやうな声だして」
「六十にして落ちつけないこゝろ海をわたる」
「雪へ雪ふるしづけさにをる」
「分け入つても分け入つても青い山」
「れいろうとして水鳥はつるむ」
「何が何やらみんな咲いてゐる」
「ほろにがさもふるさとの蕗のとう」
「れいろうとして水鳥はつるむ」
「雨ふるふるさとははだしであるく」
「この山の木も石も私をよう知つてゐる」
「月が、まんまるい月が冬空」
「日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ」
「何やら咲いてゐる春のかたすみに」
「だまつてあそぶ鳥の一羽が花のなか」
「あなたを待つてゐる火のよう燃える」