句碑拓本ワークショップ

開催日 11月21日(日)
講師 水落龍勝さん(筑紫拓本研究会会長)

 今年度最初の企画展「全国津々浦々 山頭火の句碑をめぐる」の関連イベントとして6月に予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け延長となり、11月の開催となりました。拓本とは、石等に彫られた文字や模様を、墨を使って紙に写し取ることです。拓本は中国で生まれた技術で、もともとは書の練習のために、石等に彫られた美しい文字を採っていました。
 今回は、
「酔うてこほろぎと寝てゐたよ」
「へうへうとして水を味ふ」
「おたたも或る日は来てくれる山の秋ふかく」
の山頭火句の句碑と、
「山あれば山を観る…」
の一節を彫った碑を使いました。これら山頭火の直筆をもとに彫られた句碑で拓本に挑戦しました。
 参加者はみなさん初めてだったようですが、先生の指導のもと何度も挑戦しているうちにだんだん上達し、スムーズに拓本を採れるようになっていました。