市民ギャラリーにて戸田勝絵画展を開催しました。

 みなさまお久しぶりです。
 山頭火ふるさと館スタッフTです。

 すでに7月に入りましたが、去る4月28日~30日、周防国分寺において、防府市出身の画家・戸田勝さんの個展が開かれました。山頭火をモチーフにした作品も多数展示されており、そのうちの7点を防府観光コンベンション協会にご寄贈いただき、個展終了後の5月1日から7月2日まで山頭火ふるさと館の市民ギャラリーで展示させていただきました。

 戸田勝さんは現在奈良県のアトリエ「崇藝庵」にて、山頭火をテーマにした水彩画をはじめ幅広く作品を制作されています。たとえば毎年作成されているカレンダーは、句に合わせた水彩画が描かれているだけでなく句の解説も戸田さん自ら書かれており、絵画と句とをじっくり味わうことができます。
 また、地域交流センターアスピラートの前に建つ円形の山頭火句碑も、戸田さんのデザインによるものです。

 さて、今回「戸田勝絵画展」で展示した作品をいくつかご紹介します。

 『防府の生んだ自由律俳人 山頭火 第五版』(防府の文化を高める会・平成10年)の挿絵原画。山頭火像のほか、早春の防府平野、山頭火の小径、一草庵等を描いた貴重な挿絵原画です。今回新たにご寄贈いただいた作品です。

 また、水彩画「三日月よ逢ひたい人がある」は、来館者にも人気の一点です。夜空の深い青色が印象的だと、個人的には感じています。

 今回の「戸田勝絵画展」では、そのほかの作品も併せて計25点の作品を展示しました。戸田さんの絵画を通じて山頭火の句に親しんでいただけたのではないかと思います。

 ところで、当館の市民ギャラリーは、皆様の作品を展示する場としてお使いいただくことができます。スペースの関係で展示できる作品は限られてしまいますが、もしご興味がありましたらお気軽に当館までお問い合わせください。