お知らせ
【予告】企画展「自由律俳句で味わう四季」を開催します
2024年11月11日
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2024年11月11日
令和6年度書道コンクール受賞者決定!
2024年10月12日
【開催中】企画展「山頭火と『層雲』の仲間たち」を開催します
2024年7月8日
【開館時間変更のお知らせ】
2024年6月27日
山頭火の生涯
種田山頭火について
明治15(1882)年に防府に生まれた種田山頭火は、自由律俳句の代表的俳人です。ふるさとで俳句に触れた山頭火は、”自由律俳句”という五・七・五にこだわらない自由なリズムの俳句を作るようになりました。
経営していた酒造場の倒産と一家離散、離婚、出家などを経て、大正15年に放浪の旅に出ます。句友に支えられながら、漂泊の旅と一時の定住を繰り返した山頭火は、昭和15年、松山に構えた庵で59年の人生を終えました。
旅と句と酒に生きた山頭火が、全国のあちこちで作った俳句は、今も人々を魅了し続けています。
山頭火略年譜
明治15年 | 十二月三日、山口県佐波郡西佐波令村(現在の防府市八王子二丁目)に、父竹治郎、母フサの長男として生まれる。本名、正一。 |
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明治25年 | 三月、母フサが自死。 |
明治29年 | 私立周陽学舎に入学。文学回覧雑誌を始め、俳句を作り始める。 |
明治34年 | 七月に上京して私立東京専門学校(早稲田大学の前身)の高等予科に入学。 |
明治35年 | 九月に早稲田大学文学科に入学。 |
明治37年 | 二月、神経衰弱のため早稲田大学を退学。 七月に帰郷。 |
明治40年 | 先祖代々の屋敷を売却し、大道村に種田酒造場を開業。 |
明治42年 | 八月、佐波郡和田村の佐藤サキノと見合い結婚。 |
明治43年 | 長男、健が生まれる。 |
大正2年 | 荻原井泉水に師事し、雑誌『層雲』に自由律俳句を投稿し始める。 |
大正5年 | 酒造場が破産して一家離散。 山頭火は妻子を連れて熊本市に落ちのびる。市内で古書店「雅楽多」を開業。 |
大正9年 | 妻サキノと離婚。東京市事務員として一ツ橋図書館に勤務。 |
大正12年 | 九月一日、関東大震災の混乱の中、社会主義者と疑われて巣鴨刑務所に拘置される。 十月、熊本市に戻る。 |
大正13年 | 泥酔して熊本市内の市電を止める。 |
大正14年 | 曹洞宗報恩寺の望月義庵のもとで出家得度。熊本県鹿本郡植木町見取の観音堂の堂守となる。 |
大正15年 | 四月、行乞流転の旅に出る。九州、山陽、山陰を旅する。 |
昭和4年 | 北九州地方を旅する。 三月、熊本の「雅楽多」に戻る。九月、再び旅に出る。一月、「雅楽多」に戻る。 |
昭和5年 | 九月、以前の日記をすべて焼き捨て、再び旅に出る。 十二月、熊本市で一室を借りて「三八九居」と称する。 九州、山口を旅する。 |
昭和7年 | 六月、第一句集の『鉢の子』を出版する。 十二月、小郡町矢足に「其中庵」を結ぶ。 |
昭和9年 | 三月、其中庵から東上の旅に出る。飯田で肺炎にかかり入院し、四月末に帰庵。 |
昭和11年 | 東上の旅に出る。大阪、京都、伊勢、東京、信濃、新潟、山形、仙台を経て平泉に至る。七月に帰庵。 |
昭和13年 | 湯田温泉に「風来居」を結ぶ。 |
昭和14年 | 三月、風来居から旅に出る。長野県の伊那で俳人井月の墓参をする。五月に帰庵。 九月、風来居から四国へ渡る。四国を旅する。 十二月、松山城の北に「一草庵」を結ぶ。 |
昭和15年 | 山頭火を慕う仲間で「柿の会」を結成。一代句集『草木塔』を出版する。 十月十日、一草庵で寝ている間に隣室で句会が行われる。翌日未明に死亡。 |
施設概要
常設展示室
- 壁一面を使って山頭火の生涯を紹介します。
- 山頭火が句を投稿した雑誌、種田酒造場で使用していた徳利、晩年に出版した句集などの実物資料の他、日記や鉄鉢などのレプリカ資料も展示しています。
- 句集のレプリカは実際に手に取って見ていただけます。
- デジタル資料として、七句集と日記の一部を紹介しています。
特別展示室
- 年に三回程度の企画展を行います。
- 山頭火の直筆作品など、貴重な資料を展示しています。
ミュージアムショップ
案内
館内では、ポストカード、一筆箋、しおりなどのオリジナルグッズをはじめ、山頭火に関する書籍、日本酒「山頭火」など各種取り揃えております。
ご来館の際にはぜひご利用ください。
交通アクセス
防府駅てんじんぐちから約1.5km(タクシーで7分、徒歩15分)、まちの駅「うめてらす」から約100m
山陽自動車道防府東・西I.C.より約7分
駐車場
無料駐車場 30台
※無料観光駐車場(25台)と当館駐車場(5台・障害者等用2台)の合計台数です。
※マイクロバス、大型バスでお越しのお客様は事前にご連絡ください。